コンタクトレンズを購入する際によく出てくる「処方箋」と「装用指示書」。この2つは全く別のものです。違いと正しい知識を理解しておきましょう。
処方箋と装用指示書は別物
処方箋(医薬品処方箋)
- • 医師が患者に薬を処方するための書類
- • 薬剤師が調剤するために必要
- • 有効期限:発行から4日以内
- • コンタクトレンズには通常使用しない
装用指示書(コンタクト用)
- • 眼科医がコンタクト使用を許可する書類
- • 度数・BC・DIA・使用商品名が記載
- • 有効期限:通常1〜3年(眼科により異なる)
- • ショップで要求される場合がある
装用指示書は法的義務ではない
日本の薬機法では、コンタクトレンズ購入時に装用指示書の提出は義務付けられていません。ただし、販売店側が独自ルールとして要求する場合があります。特にコンタクト専門の通販ショップの多くは装用指示書なしで購入可能です。
大切なこと:「装用指示書がなくても買える」≠「眼科に行かなくていい」です。角膜の健康状態チェックや正確な度数確認は眼科でしかできません。年1回以上の眼科受診を推奨します。
度数パラメータの完全解説
PWR / SPH(度数)
レンズの矯正力。-(マイナス)が近視、+(プラス)が遠視。数値が大きいほど度が強い。単位はD(ジオプター)。
例:-3.00 = 中程度の近視
BC(ベースカーブ)
レンズのカーブの大きさ(mm)。角膜の形状に合わせる。日本人の平均は8.3〜8.7mm。
例:BC 8.6mm(最も一般的)
DIA(直径)
レンズ全体の直径(mm)。通常のコンタクトは13.8〜14.5mm。カラコンは14.5mm以上も。
例:DIA 14.0mm(標準サイズ)
CYL(乱視度数)
乱視用コンタクトのみ。乱視の矯正力。マイナス表記が一般的。-(マイナス)で表記。
例:CYL -0.75(軽度乱視)
AXIS(乱視の軸)
乱視の方向(角度)。0〜180度で表示。CYLとセットで使用。
例:AXIS 180(水平方向の乱視)
自分の度数を確認する方法
方法① 眼科で処方してもらう(最も確実)
眼科で視力検査・屈折検査・角膜曲率測定を行い、最適なコンタクトの度数を処方してもらう方法。初めての方はこの方法必須。
方法② 手元のコンタクトレンズの箱を確認
使用中のコンタクトの箱にPWR・BC・DIAが印刷されています。同じ商品・同じ度数を継続購入する場合はこれを参照。
方法③ 眼鏡店でのチェック(目安のみ)
眼鏡店でも屈折検査ができますが、コンタクトレンズ用の度数は眼鏡より弱めになるため、眼科受診が推奨されます。