※ 当記事は医療情報の提供を目的としており、最終的な手術の判断は必ず眼科専門医にご相談ください。
ICL(Implantable Collamer Lens)は眼内にレンズを挿入する視力矯正手術です。レーシックが適応外の強度近視や角膜が薄い方の選択肢として注目されています。
ICLとは
ICLはコラーゲンとHEMAで作られた柔らかいレンズを、虹彩と水晶体の間(後房)に挿入する手術です。角膜を削らないため、角膜の形状が保たれます。スイスのSTAAR Surgical社が開発しました。
最大の特徴:レンズを取り出すことができる「可逆性」があります。将来的に白内障手術が必要になっても対応可能です。
レーシックとの違い
| 比較項目 | レーシック | ICL |
|---|---|---|
| 手術方法 | 角膜を削る | レンズを挿入 |
| 可逆性 | なし(元に戻せない) | あり(レンズ取り出し可) |
| 費用 | 15〜30万円 | 50〜70万円 |
| 強度近視 | 〜-8D程度まで | 〜-18D程度まで対応 |
| ドライアイ | 悪化しやすい | 比較的少ない |
| 術後視力の質 | 良好 | 非常に良好(コントラスト感度が高い) |
向いている人・向いていない人
ICLが向いている人
- ✓ 強度近視(-6D以上)の方
- ✓ 角膜が薄くレーシック不適応の方
- ✓ 乾燥した環境で働く方
- ✓ 将来の可逆性を重視する方
- ✓ 視力の質(コントラスト)を求める方
ICLが向いていない人
- ✗ 前房が浅い方
- ✗ 21歳未満
- ✗ 白内障・緑内障がある方
- ✗ 費用を抑えたい方
術後の生活
手術翌日から大幅に視力が改善します。術後1週間は目を触らない・プールは1ヶ月禁止などの制限があります。定期検査は術後1日・1週・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年後が目安です。
術後のアイケアグッズ